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肥満外来

肥満外来

近年、メタボリックシンドロームという疾患概念が広く知られるようになりました。背景には肥満、とりわけ内臓脂肪の蓄積が多くの有害物質を産生し動脈硬化をもたらし、やがて心筋梗塞や脳卒中に至らしめるという恐ろしい病態です。肥満の判定には、国際的にBMI[kg/m2]:体重[kg]/身長[m2]が用いられています。わが国ではBMIが22で有病率が最少になります。一方BMIが25以上になると糖尿病、高コレステロール血症、高血圧などの有病率が2倍以上になります。幸い日本人にはBMI35以上の高度肥満者は少ないのですが、BMI25以上30未満の軽度肥満者の割合が高くなっています(20%以上)。特に内臓脂肪蓄積型の肥満は見た目には気づきにくいものです。当院では超音波を用いて内臓脂肪蓄積型のかくれ肥満症の診断を行い、医師、健康運動指導士、栄養士のチームが肥満解消のお手伝いをします。高度肥満者の入院治療や安全で効果のあるサプリメントの指導なども可能です。

 

肥満外来 月曜日・木曜日 14:00-18:30

 

肥満症の早期診断と治療について

 医学的にはBody mass index(BMI)≧25を肥満と判定します。これに肥満による合併症を伴う場合を肥満症と診断します。ただし内臓脂肪型肥満は合併症の有無にかかわらず肥満症と診断します。脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があることはよく知られています。特に内臓脂肪は様々な有害物質を産生し血管系に損傷をきたし、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な障害をもたらします。内臓脂肪蓄積を知る簡便な方法として腹囲測定が広く行われていますが正確性を欠いています。一方CTによる測定は最も正確ですが放射線被ばくを伴います。超音波検査はそうした心配もなく簡便かつ信頼できる検査法です。実は内臓脂肪は運動や食事療法、あるいは薬やサプリメントなどの治療によく反応し燃焼しやすいのです。検診で肥満や生活習慣病の疑いがあれば、癌検診と同様に命を守るため内臓脂肪を測定することをお勧めします。またにしはらクリニックでは医師、栄養士、健康運動指導士によるチームが肥満症治療のお手伝いをします。

肥満症―正しく楽しく長い治療を

肥満の判定はBMIという指標を用います。本邦ではBMIが25以上を肥満と判定します。なかでも内臓脂肪型の肥満は高率に脂質異常症、糖尿病、高血圧などを合併し動脈硬化をもたらします。日本人はBMIが30以上の高度肥満は少ないのですが、25から30未満の軽度肥満は男女ともに20%を占めています。しかも内臓脂肪型が多く生活習慣病の合併率が標準体重の2倍まで増加しています。いまや肥満症は国民病といえる状況です。にしはらクリニックでは内臓脂肪型肥満や動脈硬化の程度を無痛・無害な超音波検査で診断し、栄養士や健康運動指導士による栄養・運動療法を行っています。また、無理なダイエットをする必要のない正しい薬物療法を指導しています。急速な減量は不要です。正しく楽しく長く治療に取り組むことです。

医療法人正祥会
にしはらクリニック
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